腰痛、肩こり、手足のしびれや痛み、頭痛の原因は・・・

腰痛、肩こり、手足のしびれや痛み、頭痛の原因は自律神経の乱れ、仙腸関節の不具合から起こる場合があるのはご存じでしたか?

当院では手技と最新機器を用いて、自律神経や仙腸関節の不具合を調整し、症状が軽減するように尽力します。

(自律神経とは)

自律神経は内臓の機能、呼吸、発汗や体温、代謝の調節をします。全身のあらゆる器官に影響を及ぼす神経で、その性質上、自分でコントロールすることができません。

また自律神経には交感神経と副交感神経という2つの系統があります。この2つの神経は正反対の動きをし、バランスを取りながら働いています。

【交感神経と副交感神経】

(自律神経が乱れるとき)

人は自律神経の交感神経と副交感神経がバランスよく働いていると、健康で快適に過ごせます。

日中、活動しているときは交感神経が働き、夜に眠るときは交感神経の働きが低下して、副交感神経の働きが活発になり、リラックスして眠りにつくことができます。

ところが、交感神経がいつも優位になっている状態が続くとどうなるでしょうか。

つまり緊張や怒り、イライラなどが続き、リラックスできない状態です。また、暑さや寒さ、気候や気温の急激な変化も体が「不快」ととらえて交感神経が強く働く原因になります。

季節の変わり目に体調が悪くなることが多い方が増えるのも、このためです。

自律神経の乱れとは、交感神経が優位になり過ぎて副交感神経が十分に働かなくなっている状態のことを言います。

自律神経が乱れた状態、つまり交感神経が優位になり過ぎた状態が続くと、どのようなことが起こるでしょうか。筋肉がかたくなる、血管が収縮するという状態が続くということですから、次のような症状、病気が引き起こされる可能性がでてきます。

・急性の腰痛(腰部捻挫:一般に「ぎっくり腰」と呼ばれるものも含む)

→ 腰回りの筋肉の緊張が慢性化して疲労が貯まり、筋肉が異常緊張して激しい痛みが起こる

・急な首の痛み(頸部捻挫:一般に「寝違え」と呼ばれるものも含む)

→ 首周辺の筋肉の急な緊張により激しい痛みが起こる

・肩こり

→ 首から肩にかけての筋肉の緊張が慢性化して起こる

・手足のしびれ

→ 血管の収縮により、血流が悪くなるために起こる場合と筋肉内の血流が悪くなり筋肉が固くなった結果、固くなった筋肉に神経が圧迫されてしびれが起こる場合がある

・頭痛

→ 肩、首、頭部の筋肉の緊張が慢性化して起こる

・高血圧

→ 心臓や血管がいつも緊張状態にあるために起こる

・脳梗塞

→ 脳の血管に強い収縮が起こるためにつまりやすくなる

もちろん、上記の各症状、病気は、自律神経ではなく、他の原因による場合があります。

例えば、急性の腰痛(腰部捻挫:一般に「ぎっくり腰」と呼ばれるものも含む)は、自律神経の乱れからくる他、軟骨(椎間板)や脊椎の損傷、筋肉や関節の損傷からくるものがあります。原因が特定できるまで何回か(通常3回から5回)治療を受けていただく必要があります。

(仙腸関節の不具合とは)

仙腸関節(せんちょうかんせつ)は、骨盤の骨である仙骨(せんこつ)と腸骨(ちょうこつ)の間にある関節で、わずか3mmほど動いて開閉します。体を支え、動きに対応できるようにビルの免震構造のような働きをしています。この仙腸関節の動きが悪くなると、逃げるはずの力が逃げられなくなり、腰に大きな負担がかかるようになります。その結果、腰痛をはじめ、おしりや足の付け根、足などに痛みが出ることがあります。

また女性は出産時に仙腸関節が開いたまま戻らない場合があり、諸症状の原因となります。

椎間板ヘルニア・や脊椎症による神経症状と似ているので鑑別の注意が必要です。下肢の痛みは一般的に坐骨神経痛と呼ばれますが、仙腸関節の動きが悪くなり、周囲の靭帯や筋肉の内部組織が固くなり、神経を刺激することでも、下肢の痛みを生じてきます。

また、腰椎と仙腸関節は近くにあり、関連していますので、腰椎の病気に合併することもあり得ます。腰椎の病気に対する手術後に残った症状の原因となる場合もあります。

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